TDL完全ガイド企画

「Happy Wedding in TDL」

「1日目」

 そこは千○県のとある場所―――――
 清々しい早朝の空気の中、平穏をかき乱すモノがやってきた…

「てめぇ!!なんで決闘場所がこんな遠いトコにあるんだよ!!」


 頬を紅潮させて怒鳴っているのは、皆様も見なれた光景―――果し状を片手に額に青筋立てている半屋工である。
 休日ということもあってか、Tシャツにジーパンのラフな格好。

「たいして遠くないではないか」

 えらそーに答えるのは、予想通り…とゆーよりも当然のごとく、梧桐勢十郎だ。こちらも珍しく私服。

「だいたいココはどこなんだよ!?」
「なんだ、知らんのか?」

 この反応にはさすがに梧桐も驚いたらしい――というのも。

「ここは東京ディ○ニーランドだぞ?」
「………」

―――――そう言われてみれば。

 決闘のことしか頭になかったので今まで気がつかなかったのだが、あたりをぐるりと見渡せば、目に入ってくるのは異様にメルヘンチックな建物ばかり。
 さすがに尋常の場所とは思えない。

「まぁ、貴様は来たことがないのだから、知らんのも当たり前だな」
「・・・・・で、ここでやんのか?」
「馬鹿か貴様は!!ディ○ニーランドに来たら遊ぶものと決まっておるだろうが!!」

「…あぁ???」

 ここで解説を入れさせて頂きますのはご存知クリフォード・ローヤーでございます〜〜〜。
 ただ今僕はTDLのメイン○トリートハウスから中継しています。今回のイベントは「最後のLOVE
²デート」という設定。なんの最後なのかはのちのち明らかになりま〜す。
 おっと、移動を始めた模様です!!(望遠カメラで観察)

「よし、入るぞ!!」
「ま、待て!!ディ○ニーランドってぇのはもっと人がいっぱいいるんじゃねぇのか!?俺達しかいねぇじゃねぇか!!」

 梧桐に引っ張られながら半屋は抗議の声をあげた。

 確かに半屋はディ○ニーランドに行ったことがない。ガキの頃は、楽しそうに「ソコ」での様子を語るクラスの奴らを羨ましく思ったものだ。
 だけど、決して「行きたい」と口に出すことはできなかったし、羨ましそうな素振りすらしなかった。
 でかくなって女ができると相手は大抵「ディ○ニーランドに行かない?」と言い出したが、「んなガキの行くとこ、興味ねぇ」とあしらった。
 もう今更恥ずかしくて行けるもんじゃない。

 それにたまにテレビの中継に映る「ソコ」は、なんだか人が一杯いて、中に入るだけでも延々と並ばなくてはいけないようなところだった。その様子を見ただけでうんざりさせられたのだ。


 それなのに。


 なぜかチケット売り場にもゲートにも、係員とおぼしき女性の姿はあるが、客の姿は全くない…
(こんな感じじゃなかったはず…?)

「中に入れば客はいるのだ!!」

 よくわからない梧桐の答えに首をかしげながらも。

 半屋は一生行くことがないと思っていた場所に、今、足を踏み入れた。

 

  

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